感謝をこめて |
いよいよ娘たちが幼稚園とお別れする日が近づいてきました。
先日保育参観後の懇談会で配られた先生へのサプライズカードも
長女の3年間の思い出を形にして役員さんへお願いしたところです。
次女の感謝の気持ちも同じく転園する数人のお友達と一緒に
お花の手配、カードの作成・・・目に見える形にして整えつつあります。
今日保護者として私の最後のお当番も終えてきました。
毎週「きょうはこれを借りたの!」嬉しそうにもって帰る園文庫の本。
毎回各クラスのお母様が貸出当番、返却当番をしています。
次女の回を先月済ませ、長女の回を先ほど。
私たちが並べた絵本の表紙をパッと見つけ持ってきます。
カードを見ると同じ本を何度も何度も借りている子もいます。
年長さんともなると前回お友達の借りた本をお友達に薦められて、という子もいます。
お野菜の本、宇宙の本、お化けの本、動物の本、可愛らしい絵本・・・
その子その子が選んだ本をカードに記載していくのですが、
年長さんだけは毎年お教室で自分で記入するとのことで控えるカードだけ印を。
長女が年少さんの頃初めてのお当番で、
年長さんたちが本の取り合いらしきトラブルで涙を流しているのを見かけました。
お母さんのいる記載台からは少しはなれたところ4~5人で何やら話し合いも始まります。
周りのお友達が1対1のトラブルを解決しようと
じゃんけんで決めようよ、
○○ちゃん、次に借りたらいいんじゃない?
こっちにあるこの本も面白いよ!
カードを受け付けながら遠くからそっと気配を伺っていると
ちゃ~んとみんなで解決できているのですよね。
年長さんともなるとこんな風にお友達みんなで解決策を練ることが出来るんだ!
年長さんだけはカードも自分で書いちゃうし、すごいなぁ・・・
ちょっと感動もしたものです。
本日の園文庫も小さな子どもたちが順番に並んで「おねがいします」と
楽しそうな本をもってきました。
みんなで題名や表紙の絵を見て絵本の話題に華を咲かせながら。
こうして子どもたちに触れさせていただける機会、とってもありがたく、
最後のご奉仕のつもりが今日もその可愛らしさに癒されて帰ってきました。
卒園アルバムに載せていただく文集欄の原稿も先日提出の期限を迎えました。
園生活の思い出やこれからの展望、子どもへのメッセージをペンで綴ります。
娘の3年は私のとってもかけがえのない3年。
そんな3年を思い返しながら・・・
娘へ
入園式の最中に「もうママ帰っていいよ!」
希望に満ち満ちてママを押しやる手、見上げたお顔を今でもくっきりと思い出します。
あれからあっという間の3年でした。
何もかもが新鮮で刺激に満ちていた年少組、
いろいろなお友達のお名前があなたの口から飛び出してくるのが、ママの午後の楽しみでもありました。
お友達とこんなことを考えてこんな風に出来た!
そう楽しそうに話して、先生の大らかな導きを感じつつ
発表会の出し物を想像するのが嬉しかった年中組。
年長組になった途端、張り切りすぎたのか上手くゆかなかった時の涙もありました。
そんな繊細さや微妙な心の戸惑いの中にあなたの成長ぶりを気づかされることもありました。
靴の中から出てくる砂、ポケットの中から出てくる花びらや石、
年少組さんの頃から比べるとずいぶんと減っちゃったけど、
今そんな欠片を見つけるとお顔が綻んでしまっているママです。
これはあなたと一緒に歩むママの成長でもあるのです。
まだ寒さの残る春に手を繋いで歩いた園までの道、時計草の花の数を数えた夏の道、
銀杏の黄色を見上げた秋の道・・・
時に車では見つからないものを見つける楽しさもありました。
繋いだ手の暖かさはママの大切な幼稚園の思い出にさせてください。
あなたには、一緒に笑ったり泣いてくださった先生・お友達が、
あなたの財産としてあなたを築いています。
いつも周りにいてくださる人たちに感謝と優しい心を忘れず、
大きく大きく羽ばたいてくれることを願っています。
卒園おめでとう。
パパとママより
カレンダーは容赦なくコマを進め、卒園式がぐんと近づいてきました。
娘たちの成長を先生方と一緒にお祝いできる日、楽しみでもあり切なくもあり。
by luxeliving
| 2010-03-12 13:00
| 子どものこと