夏の記憶 |
今回の里帰りでは史跡めぐりも含めてずいぶんアクティブに活動しました。
夏休み全体を見ても家族や友人たちと、海にも山にも出掛けられたので、
娘たちが夏という季節を積極的に学べる歳になったということかな。
史跡は・・・
まだ大好きなみんなと行動することが楽しいばかりで
時を隔てた向こう側の時間を感じるには、もう少しお姉さんにならないと難しいわよね。
それでも、自然、動物、芸術・・・満遍なく五感で感じてくれたらいい旅の思い出になることと思います。
懐かしさを呼び起こすような湖周りの風景、緑の広がるのどかな景色。
そこを訪れる人々の活気とモダンな非日常の空間。
このあたりをぶらり散策することは年に数度、里帰りの楽しみのひとつでもあります。
こちらに縁があって今年で10年という節目の年を迎えます。
食事のたびにお台所に立つのも、縁あって家族になった義父母や義姉たちとの楽しいおしゃべりの時間。
子どもたちとは少し違う楽しみ方は私にとってもいろいろ。
気持ちも感覚もゆっくり次の季節へシフトするためのいい時間です。
この夏は美術館へも足を運びました。
音楽にまつわるアートな空間。
でもここは本棚から選んだ本を楽しむ時間こそ一番に豊かな時間かな。
私は武満徹さんの本を見つけしばしアートな音楽の時間を過ごしました。
春にベルリンでタクトを振った佐渡裕さんのドキュメンタリーを見た際に
遅ればせではありますが、初めて武満さんの存在を知りました。
本棚からは武満さんの譜面に大竹伸朗さんの挿絵が描かれた本も。
譜面からは音楽は流れてこないんですけれど・・・ね。
なんだかとても素敵な何かが流れてきそうで、しばらくの間ゆったりとした気持ちで譜面を捲りました。
ライブラリースペースに何気なく置かれた有元利夫さんの彫刻。
すごくさりげなくて見落としそうになるのではないかと思うほどです。
だけど決して見逃しをさせてはくれないその存在感。
凛としているもどこか穏やかにさせてくれる本当に素敵な作品でした。
お茶目なのはいいんですけれど・・・苦笑
by luxeliving
| 2011-08-18 00:00
| おでかけ