向夏のお茶会 |
何もかもが手探りで準備をした同好会のお茶会、無事に終えることが出来ました。
目的は、浅いながらお稽古の成果発表の場となることと、
お客様には夏休みに入ったばかりの子どもたちも加え、普段触れることのない畳の上での正装のお茶会です。
皆さん、礼儀作法に興味があって、とか、お着物を着る機会になれば、とか、季節のお菓子を楽しく頂きたい、とか
目的はそれぞれながら意欲をもって入会されたお母さまばかり。
夏のお茶会とあって、浴衣で参加をされる方も多くみられました。
私はお点前をすることもあって、紗の着物を着ることに。
久しぶりに和箪笥を開きましたが、夏の着物を出すのは14年前の「結納」以来!
海の見える老舗の料亭を選んで臨んだ結納のお式も暑中の折。
こんなことでもなくちゃ風も通せないなら、別の意味でもいい機会になったお茶会です。
娘は浴衣を着てちいさなお運びさんの仲間入りをしました。
「どうぞ」とお茶を差し上げる所作、ちょっとだけ前の夜お家で練習をしました。
あまり細やかな指導にならないようにね、と先生には釘を刺されていましたので(笑)
ざっくりと伝えたお運びの要領、子どもの頭はやっぱり柔らかいのか、
ちいさなお運びさんたちは皆さん揃って上手に、そして心込めてお茶を差し上げることが出来ていました。
お菓子は特別に作っていただいた朝顔。
子どもたちにも分かりやすいお馴染の夏の花。
でもよ~く見るとちゃんと朝露が艶やかに、そして涼やかにのっていますよね。
お茶席に入る待合では、子どもたちには先生から、和のマナーや夏の季節を
目や耳で触れ楽しみ「お茶」に親しんでもらおうとお話をしてもらい席入りしてもらいました。
水屋では、私たちが普段「お稽古」していることを、「どうぞ」との気持ちで皆さんに楽しんでいただこうと準備。
準備やお運びなどには子どもたちにも参加をしてもらい、普段触れることのない畳の上での作法と、
お菓子やお茶を差し上げ喜んでいただく楽しさを学んでくれたことと思います。
私たち母親が考えていた以上に子どもたちの「茶道」に対する興味と真剣さが伝わってきたお茶会となりました。
第1回ということで、段取りも手探りとなったお茶会ではありましたが、ひとりひとりの役割分担もスムーズで、
何より参加してくれた子どもたちがその新鮮さに目を輝かせてくれたことが一番の収穫。
またこのような機会でお稽古の成果を発表し、子どもたちとの触れ合いや話題作りにもなればと、役員一同が感じた、
疲れも爽やかな夏の一日の出来事です。
by luxeliving
| 2015-07-28 19:17
| ある日