美術館の街へ |
クリスマスを前にした連休中日、ドライブを兼ねて美術館と白壁の街を家族で訪ねてみました。
原田マハさんの「楽園のカンヴァス」の舞台である日本を代表する名美術館。
マティス、ドガ、セザンヌ、モネ・・・「楽園のカンヴァス」に引き続き
アートの巨匠のその生きた時代を色鮮やかに紙面に蘇らせた「ジヴェルニーの食卓」も
私の書棚に加えられた美しい本です。
色彩豊かな言葉とドラマチックな行間を感じさせる世界をその目で確かめることのできた絵画の数々、
収集された時代の美意識、当時から継がれる文化の息づかい・・・
本に紹介された巨匠以外にもモディリアーニ、クレー、ゴーギャンなどなど、
いつまでも足を止めて見ていたい絵画ばかり。
緊張と興奮からなのか館内をひとまわりし終える間、時間が止まっていたような、
そんな感覚にさえなった、本当に素敵な美術館でした。
白壁の街並みは度々足を運ぶ街ではありますが、魅力的なお店がたくさん増えていて、
久々というのもあったせいか、新鮮な気持ちでぶらり。
一息ついたのは北欧を中心にした名作椅子を楽しめるカフェ。
窓の外は黒い瓦葺きの屋根・白壁の土蔵。
階下には古きにライトを当てた趣のある雑貨など、路地の中にこんなにも広い空間があったなんてと思わせるマーケットです。
お向かいのブーランジェリーからの美味しい香りに誘われて購入したのが、コロンと愛らしい瓶のアップルジュースとレーズンがたっぷりと入った贅沢なハードパン。
こちらは翌朝のテーブルにちゃっかりのっています^^
手に取ると触れる小麦粉からパンへのこだわりを伺えるというか・・・凛とした優しいパンです。
さて、この街を訪ねると触れたい空間が一箇所あるのですが、
今回も日が沈むのに追いかけられながらお店の扉を開けました。
もう何度もこちらで紹介しているカーペットのお店。
以前は反物の蔵として利用されていた場所とのこと、クルリと畳まれたカーペットの彩りが藍色のグラデーションを作っていて、その無造作な雰囲気もまた素敵。
ちょうどクリスマスシーズンということもあり、ツリーの飾付けがまた本当に大人っぽいですよね?!
美味しいものの館ではパンに合わせるチーズのオリーブオイル漬けも紙袋に詰めてもらい、
ハンドメイドのアクセサリーショップでは華奢で品のあるネックレス・・・
気分も買い物袋もいっぱいにして帰路に。
実は休日の朝、思い付き出掛けた街歩き。
思いがけず非日常を満喫した楽しい旅となりました。
by luxeliving
| 2013-12-23 00:00
| おでかけ